# by fuuki-no-botan | 2015-10-22 10:00 | 着物
これまでホークスはCSと言う理不尽な制度に泣かされ続けてきた。140試合を超える戦いを制してもリーグ優勝すら認められない年もあった。「短期決戦に弱い」とマスゴミに揶揄され「下剋上」とマリーンズに煽られ調子に乗られ、選手や球団だけではなく、ファンも心を折られ苦しみ泣き続けてきた。負けた年は「負け犬の遠吠え」と言われるのが癪だったし、何とかCSを突破した昨年は「やっと勝てたね」と言われたくなくて黙ってやり過ごしてきた。CS制度ができてから、「呪い」とか「秋の風物詩」とか、さんざんな目に遭ってきたけれど、我慢した甲斐があった。
今年ペナントレースを圧倒的な強さで勝ち抜き、さぁCSに向かうその時に工藤監督が「一つも負ける気はありません」と、高らかに宣言してくれた。嬉しかった!選手と共に闘う勇気とCSに立ち向かう覚悟をもらった。”優勝請負人”と呼ばれた男の、本気と凄味を感じて鳥肌が立った。シーズン中、ニコニコとベンチに座りながら、冷静に周到に日本一になるその日を見据えながら、したたかにどん欲に戦ってきたんだと。
無敗でCSを突破した今年こそ、球団もファンも大きな声を上げてCS制度の見直しと改革を求めていいのではないだろうか?プロ野球が興業である以上、単なる消化試合で観客が減るのを防ぐ手を打つのは仕方ない。ただ、現行の制度では143試合を制した対価がたった1勝のアドバンテージしかなく、シーズン戦い抜いて1位になっても、CSでたった4試合負けただけで、後には屈辱しか残らない。これではペナントを本気で戦う意味があまりにも薄い。
さて、今年の日本シリーズは、初対決・1年生監督対決・両リーグのトリプルスリー対決と、両チームのファンだけじゃなく、野球好きなら楽しみな要素が満載♪さぁ、日本一を目指して応援するぞ!