もう 好きにして・・・

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ラプソディ・イン・ブルー~サイ・プレイズ・ガーシュウィン








ガーシュウィンの音楽は どこで聴いても誰が演奏しても これぞ”ガーシュウィン節”とも言えるような独特の持ち味があり それは絶対に崩れないものだと思っていたのに・・・

冒頭の「俺にはないものばかりだぞ」(ポギーとベスより)の出だしから やたらと軽やかなノリにあれれ?と惹き込まれてしまう
一転して続くサマータイムには とびきり思わせぶりな旋律が待ち受けていて ついうっとりと酔いしれていると何やら妖しげなムードに引っ張られ 突然!サマータイムがルンバっちゃってて一気にサイの魔法が効いて来る

王道のラプソディ・イン・ブルーでは つかみの部分こそ”来たぞ来たぞ!ガーシュウィン節が~”と思わせる濃厚でこってりとした始まりであったが その後正統派クラシックのような繊細で迫力あるピアノソロとオーケストラのあと なぜだか植木等の映画「無責任男シリーズ」のBGMのような昭和のかほりプンプンのすちゃらか感漂うアレンジになっちゃうわ「マーチングバンド選手権」みたいな行進曲ノリになっちゃうわ で
もう あはははーーーー(崩)とヘロヘロになりながらも グッとためてためた間のあとに奏でられるロマンティックで切ないパートに胸を鷲づかみにされ目を潤ませて聴き入る なのに最後は”どうだまいったか!”なコテコテのガーシュウィン節で締めくくられていて してヤラレた感にちょっと悔しくなる

それからエンディングまで12曲続くわけだが ラプソディ~ですっかり骨抜きにされてしまったあとなので 指先にタップシューズを履かせ軽やかにステップを踏み ピンクのトゥシューズに履き替え鍵盤の上をシャッセしたかと思うと 酔っ払いオヤジのはずれた鼻歌よろしく千鳥足がもつれ ってな感じでいいように玩ばれてしまう
その先はシルクハットから万国旗に繋がれた「ウサギ」...「オウム」...「ここでガーターベルト?」...「扇子」...「花吹雪♪」...「なぜに長靴?!」と奇想天外に繰り出されるサイのマジックショーに魅了され 気が付けば「トムとジェリー」のDVDを5本続けて見たような高揚感と脱力感で腰が抜けていた
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by fuuki-no-botan | 2007-01-30 21:04 | エンタテイメント | Comments(8)

Commented by kozutuming at 2007-01-31 02:23
こ、こんな凄い解説を読んだら、次に聞く時に思い出し笑いしそう・・・
Commented at 2007-01-31 18:23
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by shoukou at 2007-02-01 16:37 x
ひっかかりました。凄いですねその表現力・・
分けてください。


すきにしていいの??
Commented by fuuki-no-botan at 2007-02-02 11:48
こづつみん:音楽CD聴きながら大笑いする日が来ようとは!な感じでしたよ~
Commented by fuuki-no-botan at 2007-02-02 11:52
鍵at 2007-01-31 18:23さま:了解です♪
Commented by fuuki-no-botan at 2007-02-02 11:53
shoukouさん:ものすごいです この人鬼才と呼ばれるだけのことはあります
>分けてください。
CD?
>すきにしていいの??
んふっ♪
Commented by uma_3jp at 2007-02-04 23:54
迷惑TBかと危うく削除しそうになりました。(汗)
サイのピアノと見紛うばかりの楽しい解説です。
ちなみにモーツァルト、ベートーヴェンではこんな感じでした。→ http://uma3.exblog.jp/m2006-09-01/#4656815
Commented by fuuki-no-botan at 2007-02-05 10:52
uma_3jpさん:わーっ!す・すいません(大汗)
確かにこんなエッチくさいタイトルではエロTバックかと思いますよね
サイのCDを聴くと何かがグワーッと降りてきて 猛然とレビューを書いてしまうんですよ